2023年5月23日(火)

 

5時起床。弁当無し。
電車内で倉橋由美子「聖少女」を読み終え、川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」を読み始める。歯小説続き。
ベイサイド・ステーション駅で降りる。
雨が降っている。同僚(4、50代の爺たち)から「社長」と揶揄される作業着(コスチューム)に着替える。
ラジオ体操は無し。
労働。モルタルを練る。バッカーを貼る。掃除。休憩は2回。昼休憩は1時間。雨の中、屋外のベンチ(屋根付き)で食う。意地か。他に2人の偏屈なおっさんもベンチにいつものようにいる。性格は似ていそうだ、からこそ、絶対に仲良くはなれないだろう。
不動産屋からの連絡がなくてイライラする。高い契約金をふっかけられるし、契約を急かされる。5月中の契約にしたいらしいのだが、理由を教えろ。「入居安心サービス料」「消毒料」を払わないようにしたい。「火災保険」も高すぎる。火災保険は自分で選ぶことにする。
当初は契約締結日から3日以内の振込、と言っていたくせに、「翌日に振込できますか?」などと問うてくる。「無理だ」と言うと「では翌々日は?」と言う。煩い。
金があれば円滑に進む。しかし金は無い。31日にならないと振り込まれない。
高い契約金から「入居安心サービス」「消毒料」「火災保険」を差し引けば、今すぐにでも払える。そのようにしろくれ。
金。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。記号、道楽、快楽物質としての金。
労働終わり。17時が過ぎた。便乗する。
車内で爺たちの懐古トーク。「創太(この労働現場では下の名前で呼ばれる、少しゾッとする)はラジカセ知ってる?」「存在は知ってますよ。使ったことは無いかもだけど。(記憶を手繰り寄せるのが面倒臭く適当に答える)。MDとかの方が懐かしいという感じがしますね。お姉ちゃんが買ってました。」「あーそう、MDねぇ。」会話は碌に続かない。
電車の中は暑い。隣にデブが座るので余計に暑く感じる。狭くてジャケットを脱げない。デブが降りた瞬間にジャケットを脱いだ。お陰で小説の内容が頭に入ってくる。
20時前、河辺駅下車。
ダイソーで1100円のBluetoothイヤフォンを買う。
帰る。ネット回線の契約とパソコンをなに買うかを迷いながらスマホをいじり検討する。新居にテレビは無くていいかもと思う。
風呂に入る。耳掃除する。また右耳の奥に耳糞が詰まったかもしれない。
寝る。